【浅野和朋 議員】議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。大変お疲れのことと思いますが、最後の締めとなりましたので、いましばらくおつき合いのほどをよろしくお願いいたします。
私は、良質な医療を継続して提供する義務のある地域医療の中核病院として小山市が経営する小山市民病院はどうあるべきかということで、3点につき、前回に引き続いて質問をさせていただきます。
第1点は、医師の確保こそ小山市民病院の命運を握る現下の最重要課題であるとして、開設者の市長から病院長は一昨年4月から全権を委任されて医師の確保に奔走されているとのことでした。そして、病院長の答弁では、遅くとも4月には循環器科医師で2名、内科医師につきましても2名から3名の目当てがついているとの希望的なお答えをいただきました。また、麻酔科医師を含めてどう確保できたのかお伺いいたします。
第2点は、小山市が厳しい財政状況の中で毎年9億円から10億円にわたりまして、10年間で90億8,000万円という大金が市民病院に対して財政的な支援措置が行われてきたわけですけれども、この支援措置も限界点に達しているのではないか。その措置を含めて病院のあり方、経営形態についても検討すべきではないかと提案いたしました。市長からは、残り少ない期間ではあるが、経営改善改革会議をフル回転させて十二分に協議して回答したいとの前向きのご答弁をいただきました。どのように協議されたのか、どうかご報告いただきたいと思います。
第3点は、今年度予算と病院の健全化、合理化についてお伺いいたします。平成16年度小山市予算は2.3%増の積極的予算が組まれている中で、この市民病院の予算においては一気に補助金はマイナス3億1,000万円、出資金はゼロ円となりまして、前年度とは打って変わって一変して、まことに厳しい予算となっております。これで市民病院は健全な経営、運営ができるのか。意欲と情熱を持って診療して、病院の健全化、合理化に向かってお医者さん、また看護師、事務職の皆さんが一体となってその総合力を発揮できるのか。職員の士気の低下につながるのではないか、私は心配しております。
前回の答弁に、小山市民病院は市がしっかりと守ってくれるのか、外部では不安を持ってみているとの披瀝がありました。健全財政を目指す上で、行政において従来から続いている補助金や負担金を大胆に見直し、カットすることは大変勇気が要ることですが、しかしそれをすることによって本来の目的である地域中核病院としての使命が失われてしまって、また市民病院のサービスが低下して良質な医療の継続的提供ができないとするならば、それは本末転倒のことであり、納得できません。この予算で医師は41名を確保できるのか、不足が解消しない場合でも督促できるのでしょうか、ご説明いただきたいと思います。
以上を質問といたします。簡便なご答弁をお願いいたします。【夏目隆史 病院長】浅野議員の市民病院についてのご質問のうち、医師確保の進捗状況についてにお答え申し上げたいと思います。
各病院の医師確保の形態はさまざまでございますが、小山市民病院の医師確保は大学病院の派遣に大半を依存するという形で医師確保がなされております。その意味におきまして、病院と大学との良好な関係を維持することはもちろん大切なことでございますが、大学側の人的な状況の変化によって大きな影響を受けることも確かでございます。
かつて経済状況でウォール街で株が暴落したときに使われた言葉に「アメリカが風邪を引くと日本は肺炎になる」という言葉がございましたけれども、まさにそういう状況で、今大学が風邪を引きますと、私どもの病院は医師確保に関して肺炎、時によっては心肺停止に至る、そういう状況にまでいくような、そういう関係でございます。
そんな中で、ご承知のように本年4月から開始されることになっております医師の研修義務化でございますが、これは見切り発車をするという形で行われておりまして、前回の12月の議会以降、研修医の給料の具体的な数字が決まったり、あるいはマッチングの結果が発表されて各大学がどういう形で研修を受けるかというような形が刻々と明確化されてくるに当たりまして、かねて予想されて「た以上に各大学の研修の現場に対する対応は厳しいものというふうに考えられておりまして、各大学が顔面蒼白になっているという状況が現実でございます。
その対応の厳しさの一つとして、過日新聞でもかなり大きく報道が数日にわたってなされたと思いますけれども、各大学では派遣先の病院から医師を引き揚げて足元を固めるという努力を加速化しているというのが現状でございます。この流れの中で当院小山市民病院もこの厳しい波を受ける羽目になっておりまして、前回の議会からこちら、非常に大変な苦慮をしております。そして、医師の41という定数はおろか、今現在いる医師の中でも幾つかの科で医師を引き揚げたいということでプロポーズといいますか、そういう状況が存在して、この2カ月ぐらいについてはそのことでいっぱいいっぱい努力をしてまいったような形でございます。そして、この4月に関しましては、新たな医師の引き揚げだけは何とか勘弁をして、言葉が適当ではないかもしれませんけれども、本当に勘弁をしていただく、そういうようなことになりそうで、何とかほっとしているというようなことでございます。
こういう状況の中、前回の議会でお話し申し上げましたように、今浅野議員のお話にもありましたけれども、内科で二、三人、循環器は私は1人と申し上げたつもりなのですけれども、1人についての医師が、実はあの時点である程度約束として決まっておりました。その内科の3名のうちの1人は、しかしながら個人のご事情で大学を辞職され、退職をされましたので、その後の派遣は見込めない状況にある。残りのお2人のうち1人は、4月は先ほどお話ししたような事情でどうしても無理だから9月に延ばしてくれと、もう1人は10月からに延ばしてくれということで秋に延ばされました。循環器の1人は、鋭意まだ現在も続けてございますけれども、4月からの派遣、遅くともということで約束をしていたはずであったのでございますが、何とか10月にしてくれということで我々としては泣きを見ざるを得ない状況になってございます。
そういう意味で、ここで私は確実だと申し上げなかったとは思いますけれども、あの時点では本音としては何とかあそこで医師確保ができて前向きに進めるものというふうな気持ちでいたのが、またまたこういう形でお話をすると、まことに申しわけないということで、当院の職員みんなに頭を下げながら、心で手を合わせて何とかもう少し頑張ってほしいということでお願いをしているところでございます。
この厳しい状況は、ではいつまで続くのかということでございますが、少なくとも2、3年は予想がされます。これは永久的にというふうなことではないとは予測されますが、この2、3年の間どうやってしのいでいくか。今も既に幾つか工夫はしておりますけれども、少ない医師の中で入院のベッドの再配分、あるいは組み合わせの変更、そういうことによって看護師あるいはパラメディカルとの整合性をより効率よく、荷重のかかるものが少ないようにというふうな工夫、あるいは救急対応についてもみんなが全員が均等に汗を流そうというスタイルでやっていたものについても、これではみんながばててしまうということで、これを工夫して救急の当番のようなものを決めまして、何人かの人が交代で救急をより比重を大きくし、ほかの人たちは救急から少し荷重を除いてあげる、そういうような非常にソフトの部分でございますけれども、いろいろな診療上の工夫をこれからしながら、この2、3年そういう工夫とともに、さらに医師の確保を全身全霊で続けるということで努力をしてまいりたいと思っているところでございます。
折しも本年は日露戦争開戦から100年に当たりますが、その日露戦争におきまして、時の海軍の元帥、東郷平八郎元帥が日本海海戦に当たりまして、絶対的不利とされていた日本軍がバルチック艦隊を迎えて全員を鼓舞する言葉として発した言葉がございます。「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」、そういうことで、「もう理屈じゃないんだ。絶対的に不利だけれども、頑張るしかないじゃないか。頑張ろうよ。頑張ってくれよ」ということで、見事日本海海戦を勝ち抜いて日本を救ったという話は皆さんよくご承知のことと思いますが、年頭に当たりましてこの言葉を病院に適用させていただいて、「この1年間の努力、これが我が小山市民病院の興廃を決めるものになるのだ。皆さん細かいことはいろいろあるだろうけれども、一層奮励努力して頑張ってほしい」ということを年頭に申し上げて、事あるたびにこの1年はこれでいこうということでやっているところでございます。
そういう意味で、医師確保につきましては本当に厳しい状況の中、どう申し上げていいのかわかりません。もう私はオオカミ少年のような、言っていることがことごとく全部裏目に出ているというか、守られていないではないかというこニであろうかと思いますけれども、それでもなお私に課せられた仕事は、その中で誠心誠意、全身全霊、医師の確保を初めとして当院の経営改善を含めた医療の質の向上に努力することだと考えておりますので、ぜひ議員各位におかれましては、さらなるご理解とご支援をいただきますよう、改めましてよろしくお願い申し上げる次第でございます。よろしくお願いいたします。
【高山正勝 企画財政部長】浅野議員ご質問のうち、2の「小山市民病院のあり方」対策の進捗状況についてお答えいたします。
市民病院のあり方検討に向けてのその後の進捗状況でございますが、1月15日に助役を委員長、市民病院副院長を副委員長とし、企画財政部長、総務部長、保健福祉部長、市民病院事務部長を委員とする小山市民病院経営改革推進会議を開催し、平成16年度の予算編成にかかわる協議のほか、病院のあり方にかかわる医師の確保等の対策の状況等についての報告、16年度以降の負担金、補助金の件などを協議いたしました。さらに、あり方検討を進めることにつきまして、事務局において検討の参考となる全国的な事例等の情報収集や検討を進める上でのコンサル業務の内容調査、コンサルタントのヒアリングなどを行い、準備を進めているところであります。
次に、小山市民病院の繰出金が9億円から6億円になった理由についてでございますが、市民病院への繰出金につきましては、地方公営企業法第17条の2の第2項に定められた地方公共団体の一般会計において負担するもののほかに、施設整備事業費や医師の研究研修事業費等を補助し、さらに利用者の利便と収益増を図ったオーダリングシステムの導入及び駐車場の整備、また24時間いつでも診療を受けられる救急医療体制の整備に対する繰出金が含まれ、平成14年度は10億84万円、平成15年度は9億2,536万円でございました。平成16年度の繰出金についてでございますが、平成13年度では繰出金8億円余りで純利益2億9,000万円余り、平成14年度では繰出金10億円余りで純利益3億円余りでありました。以上のことから6億円程度の繰出金が市民病院の損益分岐点と考えられますことから、16年度においてはさらに院内改革に取り組んでいただくことで、負担金、補助金の明確化を図ることとし、6億円を計上したものでありますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。
【安部良 病院事務部長】浅野議員のご質問のうち、3番目の16年度予算と経営の合理化、健全化についてお答えいたします。なお、平成16年度予算につきましては、議案第15号の説明と一部重複するところがございますが、ご了承いただきたいと存じます。
まず、平成16年度予算でありますが、数年来よりの医療関係の法制度の改正等がございまして、病院会計の根幹であります医業収益の減収の大きな要因ともなっているところでございます。特に医療費の個人負担割合の増加、あるいは投薬日数の制限変更、そして入院基準日数の短縮等が外来患者様、入院患者様の減少につながり、このことが医業収益の減収に作用しているものと分析をしております。
このような環境の中、収益的収入及び支出につきましては、収入、支出とも対前年度比マイナス1.6%、額にして約9,600万円の減額となるものでありますが、一般会計からの繰入金6億1,500万円につきましては、収益的収入で前年度より約2億800万円の減額、また資本的収入で1億200万円の減額となり、前年度より合計で3億1,000万円の減額となるものであります。このことは、病院運営において非常に厳しい状況になりますが、小山市の財政状況が置かれている現況を考えますと、院内の経営努力において克服していかなければならないものと認識をしております。
平成16年度予算編成につきましては、実績等を考慮の上、努力目標による収益見込みで計上してございます。内容としましては、入院収益が年間日数の1日減と単価見直しによる6,300万円の減収、外来収益につきましては、単価見直しによる1億4,500万円の増収、その他人間ドック、室料差額等を含め、医業収益で1億2,000万円の増収を見込んだところでございます。また、費用につきましては、診療材料の管理委託等により、材料費で1,700万円の減額、給与改定、期末勤勉手当の支給月数の改定等により、5,700万円の減額、企業債利息で1,400万円の減額等を見込み、予算案を上程させていただいております。なお、資本的収入の繰入金約1億200万円の減額につきましては、病院北側駐車場の用地取得が平成15年度に繰上償還により完了したものでございます。
このような状況の中で、平成16年度は市民病院が公営企業として以前にも増して徹底した経営改善、職員の意識改革を図り、増収対策、そして経費削減に努めてまいる所存であります。具体的には、平成16年度に地域医療連携室を立ち上げまして、地域のかかりつけ医との医療機能分化を図り、紹介患者の割合をモやし、ある一定期間当院で診て、落ちついたらかかりつけ医に戻す、いわゆる逆紹介をすることなど、すなわち地域のかかりつけ医とのすみ分けが明確になり、お互いが診療面でも経営面でもプラスになり、市民の健康の維持増進を図ることはもちろんのこと、経営における起爆剤になるものと思っております。
さらには、人間ドック事業の充実につきましては、議案第30号の中でもご説明申し上げましたとおり、健診センターを新設し、1泊2日コースは各種サービスにおいて民間病院に競り負けている現状を真摯に受けとめ、これを廃止し、現在週1日しか実施をしていない日帰り人間ドックを月曜日から金曜日までの5日間毎日実施することにより、より多くの市民の方々に検診していただき、もって医業収益の増収を図るものであります。
なお、1泊2日で利用しておりました病床12床を一般病床に転床し、そのうち8床を患者様からのニーズの高い個室化を図り、入院収益さらには室料差額の増収につなげてまいりたいと考えております。
また、院内の診療材料の経費節減につきましては、先入れ先出しの徹底を図り節減に努力してまいりましたが、近い将来人件費の削減も視野に入れながら、平成16年度は診療材料などの物流管理を委託することにより、年間診療材料の削減を図ってまいりたいと考えております。
また、診療開始時間につきましては、これまで9時からとなっていたものを15分早めまして8時45分からとし、診療受け付け時間につきましても8時30分から11時30分までとしていたものを30分間延長し、8時30分から12時までとし、既に本年1月から施行、実施しているところであり、より多くの患者様の診療に対応するとともに、待ち時間の短縮等、患者サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、市民病院への負担金、補助金が減額になろうとも、患者様への医療の提供、サービスを低下することなく、職員一丸となって以前にも増して健全経営に努力してまいりますので、議員各位のご理解とご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
【浅野和朋 議員】どうもありがとうございました。
まず、医師確保の問題ですけれども、この問題は大学病院の派遣医師に頼らなければならない状況、またちまたではそのために多額な不当な寄附も行われるのが常識的と言われる中でどれほど大変なことか、全く私も想像はしております。しかし、この問題は病院長に全権が委任されてしまったのですから、ぜひそこのところは責任があるのですから、有言不実行ではなくて有言実行で結果を出していただきたい。粘り強く対応していただきまして結果を出していただきたい。これから41名のところを32名ですか。33名のお医者さんでやっていくのは大変なことだと思いますけれども、頑張っていただきたいと強く要望するものでございます。そんなことがあるので、この問題を病院長だけに押しつけてはならない、こういう観点から私はあり方についても検討してくれと、こういう話で申し上げたつもりでございます。
その意味では、1月15日ですか、行われたということですけれども、どうもその辺の切迫感というものが私にはちょっと伝わってこない。私は別にいたずらにこの結果を求めているのではないのですけれども、しかし公立病院であるから税金で賄っているから赤字を垂れ流しているのでいいのだと、また無理して診療サービスなんかしなくて構わないんだというような考え方があるとすれば、これは間違った愚かな考え方でありますし、今日の患者さんは、お医者さん、また病院を選択する時代になりました。病院自身のいわゆる医療機能評価が制度化されて、その評価を報告できる。また、世界的にも病院の格付が公表されている時代になってきました。まさに医療の質と透明性、そして効率性が求められて、そしてその付加価値が問われてくる時代になっているわけです。
私にも経験があるのですけれども、大病を起こしたときに患者が病院を選ぶ最後の決断はどこにあるか。患者がお医者さん、医院に託する安心と信頼です。最低限に良質な医療を提供できる環境を整える。本当に困ったことがあったら市民病院にお願いすれば大丈夫だという、先ほどいろいろ事務部長の方から地域医療連絡室の立ち上げ等の話もあったと思いますけれども、全くそのとおりだと思います。市民病院は市民、いわゆる患者さんと、またかかりつけ医、一般医院、この信頼関係を確立しておかなければ、この大変厳しい医療制度、報酬制度のもとで患者がなくなってしまって存続できなくなってしまうと、こういうふうに私は心配しているのです。
その意味で小山市が経営する市民病院のあり方について、できれば密室でなくて、ちゃんとした会議のテーブルにのせていただいて検討していただきたい。くどくなりワすけれども、そこでやらなければいけないことは、経営状況をオープンにして病院関係者全員がこの現状といいますか、危機感を共有して周知すること、そして職員一人一人が誇りと公立病院で働くことの使命感を持って毎日の業務を遂行できる環境にすることであって、士気の向上を図ることであると思っています。
先ほど病院長がなかなか厳しい、医師の確保が厳しいとおっしゃいました。これは医師の研修義務化というこの環境の大きな変化もありますが、私はこの小山市民病院がなかなか確保できない理由には、今言ったこの辺の問題もあるのではないかと思っています。すなわち病院関係者全体での危機感の共有の欠如といいますか、そしてまた公立病院で働くことの使命感の共有の欠如、間違ったプロ意識による意思の疎通の欠如で、いわゆる共同性が失われているのではないかなと、こんなことも心配しております。ぜひこのような考え方で問題を提起するのでありますので、あり方の検討について、これは時間のかかる話です。真剣に取り組んでいただきたい、このことを強く要望しておきます。
次に、そういった意味では予算のことについても、どっちかというと一方的に入るをはかり出るを制すというのではなくて、入るははからず出るを制してしまったのではないかなと私は思っておるのですけれども、この厳しい予算の中で合理化、健全化に向けて大変な経営努力をしている声もありましたけれども、この場合にはコスト意識と言うと語弊があります。どうぞプロ意識を持って抜本的に強力にどんどん推し進めていただきたいと、こう思っております。
そこで、ひとつ多田部長に突然なのですがお伺いしますが、今、一時国有化された足利銀行の経営合理化案がまとまりました。それによりますと、徹底した経営の合理化を図ることによってローコストオペレーション体制を確立して、そして収益の抜本的な強化を図るとされています。人員については、平成18年度にはピーク時の46%、100人あった行員を46人にする。そして、それに伴う人件費は平成19年度にはピーク時の60%削減、50万円の給料を20万円にしてしまう。こういう徹底さです。
では、それが小山市にできるか、市民病院にできるか。こんなことはできない。市民病院においてはリストラや賃金カットできません。ましてや形がどうなることであれ、私が一番心配しているのは、300以上もベッドのある病院をつぶすわけにはいかないのです。そして、この現在の財政状況では簡単に今のところを移転できないと思っております。
そこで、環境改善を図るという意味で、例えば前回も山野井議員から質問がありました。これはたびたび質問があるわけですけれども、市民病院の国道4号からの進入路、市道1145号線の拡幅について、10年以上前に計画された計画で、いろいろと何度もお答えがありますけれども、今の道路の幅の3倍以上の16メートルに広げるという理想的なことではなくて、国道から病院までの間だけでももっと現実的な幅を検討して、早急に広げて病院のイメージアップを図る、こういうことが必要ではないかなと私は思うのですが、そんな考え方はとれないのかどうかお伺いしたいのですが、よろしくお願いします。
【多田正信 建設水道部長】突然のご質問なので、ちょっと答弁書を用意しておりませんでしたので、うまくご答弁できるかどうか、申しわけございません。
前回の議会でも山野井議員のご質問にもお答え申し上げておりますが、国道4号から市民病院まで入る道路でございますが、前回のご答弁と重複いたしますけれども、現況幅員が5.5メートル、そして延長が470メートル、ですから延長は大したことはないのですが、1日当たりの交通量は4,500台ということで、幅員の割には完全にパンクしている状態であることは確かでございます。そこへ自転車、歩行者等がふくそうしているわけでございますから、なかなかその車両のすれ違いもスムーズにできないということで、病院の入り口の道路としては不十分であるというふうに私どもも考えております。
さて、これを拡幅するとしたらの話なのですが、今は5.5メートルということですが、仮に16メートルではなく、もうちょっと狭い形、12メートルあるいは13メートルにした場合どうなのだろうかということは私どもも考えてみました。しかしながら、実際には宅地がかかる、それから家屋がかかるということは同じになってしまいますので、極端に言えば少し拡幅してもうんと拡幅しても、やはり1宅地恐らく買わないと無理な状況になるのではないかということを考えています。そう考えますと、やはり事業費は、前にもちょっとお話し申し上げていますが、15億円ぐらいかかってしまうのではないかなというようなことを考えております。そういう状況でございますので、なかなか現在の財政状況から実施時期等についてお話しすることができネい、今後まだ十分に調査研究する必要がございますので、議員におかれましてはよろしくご理解のほどお願い申し上げます。
【浅野和朋 議員】今まで何回もそのようなお答えをされていたのですから、私がここで急に持ち出して「はい」なんて言えないのはわかっていますけれども、やはり時代が時代です。病院に行くのは大体車で行くので、歩いていくという方は割と少ないのです。そういう意味で、その意味の安全確保ということを考えれば、私は16メートルというのはもう夢の夢の話ではないかと思いますし、そして北側の道路の拡幅も考えていらっしゃいますけれども、南側も検討するとか、いろいろ知恵を絞っていただきたい。ぜひよろしくお願いします。
時間でございますので、私は最後に、この病院の問題をやれば「余計なことを言うな」という声が非常にたくさんあるのですけれども、病院は高度な専門的知識、技術を持った職員による労働集約企業でありまして、ここにメスを入れるということは人件費に手をつけることであって、またひいては人そのものにかかわることになりますので大変心苦しいのですけれども、小山市の将来を考えて、安心できるそういう機関がちゃんとないということにもし現実的になったら大変なことだと思っております。そして、私はこれからの時代を開くキーワードというのは福祉であり、環境であり、その根幹は教育にあると思っております。その意味で、今後もいつまでも市民に愛される小山市民病院であるようにということで、しっかりと見守っていかなければならないと思っております。どうぞ関係者の皆さんも大変でしょうけれども、頑張っていただくことをお願いしまして質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 |